プロジェクトの現場で「進捗（しんちょく）」という言葉を聞いたことがあると思います。

 

進捗とは「物事の進みはかどること」という意味です。

プロジェクトではあらゆる成果物、要素成果物（ワークパッケージ）、活動（アクティビティ）が計画されていますから、これらの計画どおり物事が進んでいるかを確認することが「進捗確認」です。進捗確認というと、ガントチャートなどのスケジュール確認を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。

スコープ、資源、スケジュール、コスト、リスク、品質などあらゆる計画に対して、進捗を確認します。

 

進捗確認で重要なことは3点あります。

①過去の実績を測定すること、②計画と実績の差を分析すること、③未来にどうなるかを予測すること、です。

 

進捗確認というと①のみを思い浮かべてしまうかもしれませんが、進捗確認で重要な視点は③をするために①と②をするという視点です。

プロジェクトには目的・目標や定められた計画があります。

プロジェクトでは、あらゆる計画の達成度合いが未来の目的・目標達成にどう影響するのかを把握し、目的・目標に影響する場合はそれを対処しながらプロジェクトを進めていく必要があります。簡単なイメージをお伝えしましょう。

 

例えば、皆さんが自動車で高速道路を走っていたとします。そこで大渋滞にはまってしまいました。

今回は2時間かけて走り12時に到着する計画した。

現在までの運転時間を測定することが①、渋滞情報やナビの情報を収集しどれぐらいの渋滞で通過時間はどれだけ必要かを分析することが②、目的地到着時刻や最終的な運転時間を予測することが③というようなイメージです。

 

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