top of page

クリティカルパスとは?

クリティカルパスとは?

プロジェクトを経験された皆様の中には「クリティカルパス」という単語を聞いたことがあるかもしれません。

クリティカルパスとは「プロジェクト又はフェーズにとっての最速完了日を決定する一連のアクティビティ」(ISO21500:2012)です。

もう少々簡単に説明すると、プロジェクトのアクティビティの順序設定と期間見積もりをした後にアクティビティの順序を示す経路の中で所要期間が「最も長い」経路をクリティカルパスといいます。

 

クリティカルパスの経路が最も所要期間を要するので、クリティカルパスの終了日がプロジェクトまたはフェーズの最速完了日となるわけです。

さらに単純化させて説明しましょう。

A、B、C、D、E、Fというアクティビティがあったとします。順序はAが終わったらBとDができる。

Bが終わったらCができる。

Dが終わったらEができる。

CとEが終わったらFができるという一部平行して作業ができる順序だったとします。

 

この時のアクティビティの所要期間の見積もりはAが2日、Bが5日、Cが5日、Dが2日、Eが3日、Fが4日だったとします。

この時のクリティカルパスはA→B→C→Fです。

なぜならば、A→B→C→Fの経路の合計期間は16日で、A→D→E→Fの合計期間の11日よりも長いからです。

 

アクティビティ期間の見積もりの段階でクリティカルパスを求めておきましょう。

アクティビティの必要期間を合計してプロジェクト期間を導いたものの、プロジェクトの完了期日よりオーバーしてしまう場合には、まずはクリティカルパス上のアクティビティに対して資源などを考慮し必要期間を最適化していきましょう。

なぜならば、クリティカルパスが最も所要期間が長い経路だからです(所要期間が短い経路を短くしてもプロジェクト全体の期間は短くなりません)。

 

(出所)担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座 https://www.amazon.co.jp/dp/4534054696

 

目次へ戻る

 

【PR】大好評<重版決定>:成果を出すプロジェクトマネジメントの実践的書籍

この度、日本プロジェクトソリューションズ株式会社では、今までの知識や経験、実績を評価いただき、プロジェクトマネジメントの実践的書籍を全国販売させていただくこととなりました。この1冊でプロジェクトマネジメントの実践的基礎が学べ、実践できます。また、個人の皆様におかれましては、キャリア形成に有用な知識と技術になっております。ぜひご覧ください。

 

  • Amazon 「プロジェクトマネージャ」ランキング最高1位

  • honto 「経営実務ランキング」最高1位

  • 八重洲ブックセンター「Weekly Top10」最高2位

  • Amazon 「経営理論」ランキング最高5位

  • 丸善・丸の内本店 「週刊ベストランキング」最高5位

 

担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座
日本実業出版社
Amazon専用サイトはこちら ⇒ https://www.amazon.co.jp/dp/4534054696

 

【PR】即実践型プロジェクトマネジメント研修

日本プロジェクトソリューションズでは、「今日から使える実践的プロジェクトマネジメント研修」を提供しています。複数のプロジェクトマネジメント理論の共通点と豊富なプロジェクトマネジメント経験から生み出された弊社独自のプロジェクトマネジメント知識体系「即実践型プロジェクトマネジメント研修」をベースに研修をご提供しています。段取り力に悩む企業の皆様は是非ご検討ください。
弊社専用サイト: http://www.japan-project-solutions.com/#!training-3stage-pm/c1jtg

 

bottom of page