top of page

ISO21500とは?

1.ISO21500(プロジェクトマネジメント国際標準)とは?

ISO21500(ISO21500:2012)とは、2012年9月1日に正式発行されたプロジェクトマネジメントの国際標準である。

ISO21500の標題は「Guidance on project management(標題訳:プロジェクトマネジメントの手引)」となっている。

現在(2015年6月1日現在)ISO21500では認証制度・認証基準・認証機関による審査はなく、プロジェクトマネジメントに関する包括的なガイドライン、ガイダンス規格となっている。

ISO21500の内容では主に以下2点に焦点をあてている。

1) プロジェクトマネジメントの概念

2) プロジェクトマネジメントのプロセス

 

2.プロジェクトマネジメント国際標準策定の経緯

グローバルビジネスの拡大により、あらゆる製品・サービスの国際化が進んでいる。これらの動向とともに製品やサービスの国際標準化も同時に進んでいる。製品やサービスの国際標準化に伴い、これらを管理するマネジメント分野での国際標準化が求められている背景があると考えられる。

3.ISO21500とPMBOK®について

ISO21500はプロジェクトマネジメントの国際標準として発行されている。しかしながら包括的なガイドラインとしてプロジェクトマネジメントの概念やプロセスを提示している。

一方でPMBOK®はプロジェクトマネジメントのデファクトスタンダード(事実標準)であるが、広く世界に流通している。またPMBOK®はプロジェクトマネジメントの知識体系として、より深いマネジメント手法を提供している。

また、ISO21500の制定にあたり、PMBOK®を運営しているPMI®も参加している。

これらの状況から、企業におけるプロジェクトマネジメントの国際的な標準化については、ISO21500の標準を理解しながらも、プロジェクトマネジメント実運用への展開についてはPMBOK®を参考にすることが望ましいと考える。

 

4.今後の可能性について

今後、ISO21500等のマネジメント関連国際標準は、企業が製品・サービスを提供するためのコンプライアンス条件になる可能性がある。2014年12月3日に各府省情報化統括責任者連絡会議で決定された「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン」内のITガバナンスに関する人材の育成・確保の章においても、ISO規格への準拠という文言が盛り込まれている。ISO21500への自主的な遵守を行うことがサービス提供企業の条件となりえる可能性もあり、当該規格の運用動向を注目する必要がある。

 

5.PMP®資格取得・維持のすすめ

これからますますプロジェクトマネジメントの専門家として、世界的にも認知度の高い「PMP®」ホルダーへ注目が集まるであろう。

日本プロジェクトソリューションズは、プロジェクトマネジメントの専門会社ならではの強みを活かし「PMP®」資格取得・維持を

積極的に支援している。圧倒的な低価格かつ、最速・最短のPMP®資格取得・維持向けサービス詳細をぜひ気軽にご覧いただきたい。

 ISO21500に準拠:「実践型プロジェクトマネジメント」の書籍 

当社からISO21500:2012に準拠し、さらに実践的なプロジェクトマネジメントを習得できる書籍を出版しております。

知識や技術の解説だけではなく、ケーススタディで体感でき、さらに読者特典としてプロジェクトマネジメントツールをプレゼントしております。

書籍はAmazon、その他書籍の通信販売、全国の書店で販売しております。

●Amazon 「プロジェクトマネージャ」ランキング1位
●honto 「経営実務ランキング」1位
●八重洲ブックセンター「Weekly Top10」2位
●丸善・丸の内本店 「週刊ベストランキング」5位
●Amazon 「経営理論」ランキング5位

以下の画像をクリックいただきますと書籍の詳細情報をご覧いただけます。

PMP,PDU,取得
PMP,資格,取得,試験,対策,受験,申請
実践,プロジェクトマネジメント,研修

※PMP,CAPM,PMBOKは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。

bottom of page